親御さんの子育ての悩みや疑問
「すくすく子育て」
子育てと言われても、たくさんありますが
今回は「赤ちゃん どこまで分かっているの?」
を書きたいと思います
視力や聴力、理解する力
早くお話をしたい」
「声は聞こえているの?」
「食べ物って分かっているのかなぁ?」
と考えてしまうと思います
もくじ
赤ちゃんの聴力
新生児の赤ちゃんは、
声をかけてもこちらを向いてくれないことがあるので、
「ちゃんと聞こえているのかな」と不安になりますね。
しかし、新生児にはすでに音に反応できるだけの聴力が備わっています。
たとえば、赤ちゃんがいる部屋とは別の部屋で
ドアをバタンと閉じると、ビクッとしたり、
泣き出したりすることがあります。
何もなくて急に泣き出したように思うかもしれませんが、
音に反応しているからなんですよ。
ただし、生まれたばかりの赤ちゃんの聴力は
大人と比べると未熟で、
「音」として認識し始めるのは生後3ヶ月頃です。
生後3ヶ月頃までは脳がきちんと
音の情報を処理できず、突然の大きな音に
Moro反射などにより反応するぐらいしかできません。
しかし、生後3ヶ月を過ぎる頃から「音」を認識し始めると、
大人と同じように反応できるようになっていきます。
個人差があるものですが、成長の目安として参考にしてください。
赤ちゃんの視力
生まれたばかりの赤ちゃんの視力は0.01~0.02で、
周りの世界はぼんやりとしか見えていないようです
理由として、赤ちゃんは遠視の状態で生まれてきます。
生まれたての頃は瞳孔を覆っている
角膜が薄くなっているため、遠視の状態なのです。
新生児がよく見える距離はおよそ30cmまでですので、
話しかける際には顔を近づけてあげましょう。
視界がはっきりしていない新生児でも、
人の顔らしいものを好む傾向にあります。
また、色がついている物よりも白黒の物が、
よりはっきりと見えているようです。
今回の内容は
2001年10月、東京女子医科大学に
乳児行動発達学講座を開設し教授となり、
また、同年に赤ちゃんをまるごと考える
“日本赤ちゃん学会”を創設をしました
小西 行郎(こにし ゆくお)先生
のお話を参考に書かして頂きました
他にも赤ちゃんに関する
本を多数発行されています
睡眠・食事・生活の基本 (赤ちゃん学で理解する乳児の発達と保育 第1巻)